Excelでの平均の出し方 2種類使いこなしてテストも成績処理もラクラク
こんにちは!現役教員ブロガーのゆう先生です!
Excelを使って平均を出す場面って、意外と多いですよね?
Excelでの平均値の出し方ってどうするの?
平均値の出し方は知っているけれど、もっと便利に使いこなせないの?
こんな方は今回の記事を読んでもらえると、平均値を出すのが簡単になり、
さらに、ちょっとした工夫でいつまでも使い続けられるファイルをつくれるなど、
さらに生産性が上がること間違いなしです。
Excelでの平均値の出し方その① AVERAGE関数の使い方
平均を出すときは数値の入ったセルを指定すると思うので、
今回は数値の入ったセルで話を進めていきますね!
テストの結果一覧を表にして、次のように作成しました。
E8のセルに平均値を出したい!
と思ったときは、E8セルに次の式を入力すればOKです。
=AVERAGE(E2:E7)
もしセルを固定したければ「$」をうまく活用しましょう!
複数のテストの平均値を出したいときは横にコピーすればOK!
ここをクリックしたまま右にググっとドラッグ!
横のセルにそれぞれの平均を出すことができました!
G5のセルが空白になっています。AVERAGE関数は空白セルを無視するので、
欠席した場合などはこのように空白にしておけばOKです!
Excelでの平均値の出し方その② AVERAGEIF関数の使い方
全員の平均を出したい!という場合以外に
「クラス別の平均を出したい!」
「男女別の平均を出したい!」
ということがあると思います。
そんなときに役立つのが「AVERAGEIF関数」です。
「条件に対応した数値だけを抽出して平均値を算出する」
というのが「AVERAGEIF関数」の役割です。
=AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)
範囲=分けたい値が入力されているセル(クラスや性別など)
条件=検索する条件を指定(セル指定もOK)
平均対象範囲=平均を出したい数値が入力されている範囲
実際の画面で説明します。
J2のセルにテスト1のA組の平均点を出したいと思います。
=AVERAGEIF(範囲=表のクラスの部分,条件=Aと入力されたセル,平均対象範囲=テストの得点の部分)
を入力します。
コピーしたときにセルや行が変に動かないように「$」を使って固定しています。
範囲=表のクラスの部分は、絶対に動かないので、行も列も$で固定
条件=Aと入力されたセルは、下にコピーしたときだけ動いてほしいので、列のIだけ$で固定
平均対象範囲=テストの得点の部分は、横にコピーしたときだけ動いてほしいので、行の数字だけ$で固定
AVERAGEIF関数を使ったファイルを一つ作っておくと、次年度以降もそのまま使いまわせます。
定期テストの難易度が適正だったかどうかなど、教師の仕事では意外と平均を出す機会が多いです。
毎回AVERAGE関数を使って一つ一つ平均を出してもいいのですが、
AVERAGEIF関数で作っておけば、その次から圧倒的に作業時間を短縮できます。
異動したときなど、クラスがアルファベットから数字に変わっても、その部分だけ変えれば後の式は動かさなくてよいからとっても楽です!
Excelで平均の出し方を工夫すれば、それからずっと仕事がラクに!
パソコンを使って仕事をするとき、余裕があれば
「これからもずっと仕事がラクになるか」を考えておくとよいと思います。
今回みたいに「AVERAGEIF関数を使っておけば、次年度以降ずっとラクだぞ?」
ということに気が付けば、これから仕事をするときに、すべての場面で「次も使えるか?」を考えるようになります。
どうせ同じことをするのであれば、毎回式を入力するより、毎回使いまわせるファイルを作った方が圧倒的に生産性が上がりますよね?
Excelを使って生産性をあげる方法など過去記事はこちら
今日の記事が少しでも皆さんの役に立ったらうれしいです。
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先生たちに有益なこと、生徒や保護者に有益なことなどを発信していきます。
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最後まで読んでくれてありがとうございました!